【ロードバイク組立記】クラウンレースのインストール

フレームの到着から遅れること約2ヶ月、DE ROSAのBLACK LABELを受け取ったタイミングでTITANIO Soloの組み立てを開始しました。

【ロードバイク購入記】DE ROSA TITANIO Soloの保証とBLACK LABEL

2016年10月23日

ロードバイク組立の最初の行程はフレームにフォークを組み付けるところから。フォークが組み付けられていればメンテナンススタンドに設置できますし、メンテナンススタンドを使わない場合でも前後のホイールが装着できるため、作業が安定します。

そこで今回はフォーク組み付けの下準備としてフォークにクラウンレースをインストールします。

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上の写真はCampagnoloのヘッドセットのパーツ一式です。“クラウンレース”はビニールに入った一番右のアルミパーツです。このパーツをフォークコラムの根元部分に打ち込みます。

クラウンレースインストーラーを自作する

クラウンレースのインストールには専用工具があります。クラウンレースインストーラーで検索すると複数見つかり、4千円〜1万円となかなかいいお値段。これからショップを開業するというなら買いますが、私にとっては今回限りの作業なので、自作のインストーラーで代用しました。

注意事項

本エントリーで紹介する自作インストーラーについての情報利用は自己責任でお願いします。作業ミスにより怪我を負ったりフォークを破損する可能性がありますので、自信がない場合は専用工具を使うか、専門知識を持ったショップへ作業依頼しましょう。

“クラウンレース インストール”をネットで検索すると色々な情報が紹介されており、私は自転車レビューサイトCBN Bike Product Review:サイクルベース名無しの下記投稿ページを参考にさせて頂きました。

自作インストーラーの材料は塩ビパイプ。外径25mmのストレート菅が3本と、片側が外径30mmで反対側がねじ切りされた菅が1本です。ホームセンターにクラウンレースだけ持っていき、ちょうどいいサイズのパイプを探しました。1本100円しないくらいのお値段です。

これらをガムテームで繋げます。約400円の材料費で代替工具の完成です。

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ガムテームで繋いだだけですが、これが意外としっかり固定できていて、そう簡単に継ぎ目がズレる様子はありません。

外径30mmのパイプにはクラウンレースが綺麗に納まります。

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前述のCBNの投稿ページには25mm径のパイプだとクラウンレウースの納まりが悪く、フォークにまっすぐ打ち込めないという情報があったので、その点を改良しました。

クラウンレースのインストール作業

自作インストーラーにフォークコラムを通してみると、長さもちょうどいい感じです。この状態からゴムハンマーで打ち込んでいきます。

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大事なフォークを傷つけないように、金槌ではなく、木槌やゴムハンマー、ショックレスハンマーなどで優しく慎重に打ち込んでいくのがオススメです。

その他の注意点として、クラウンレースを打ち込む時にフォークエンド(ホイールを装着する先端部)を床などの硬い面を支えにして叩くのはNGです。先端部に衝撃が集中し、フォークが破損してしまう恐れがあります。

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私はフォークの根元の太い部分を掴んで叩きました。それほど力を込めて叩き込む必要はなく、それよりは真っ直ぐ入るように気をつけながらコンコンと丁寧に打ち込みました。

インストール作業完了

簡易な自作インストーラーを使った作業でしたが、この通りしっかりとクラウンレースをフォークにインストールできました。

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作業を終えてみての感想ですが、趣味のレベルでは今回の自作クラウンレースインストーラーでも十分作業に足りると感じました。ガムテープでの繋ぎ合わせにも作業中のガタつきは感じられず、慎重に作業すれば問題なくインストールできます。

もし将来フォーク交換する機会があれば、この自作ツールを引っ張り出して今回と同じように作業したいと思います。

つづく。

【ロードバイク組立記】ヘッドセットのインストール

2016年11月9日

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ABOUTこの記事をかいた人

サトウ ケン (sato ken)

1980年生まれ。横浜市在住。

ミニベロ一筋10年目を迎える2016年秋にロードバイクデビューしました。
趣味のカメラを携えて、自転車の話題を中心に好きなこと楽しみながらお届けしていきたいです。

愛車は以下の2台体制。

ロードバイク: DE ROSA TITANIO Solo
ミニベロ  : E.B.S FLOAT 451 Road