【ロードバイク組立記】ヘッドセットのインストール

前回、フォークにクラウンレースをインストールしました。

【ロードバイク組立記】クラウンレースのインストール

2016年11月6日

フレームにフォークを組み付ける下準備はできたので、次はヘッドセットのインストールを行います。

準備するもの

ロードバイク用のグリス

グリスはロードバイク用のものであればなんでもいいと思いますが、私はCampagnoloが好きでコンポーネントやホイール、スモールパーツもカンパで揃える予定なので、グリスもCampagnoloのLB-100を使用しています。

このCampagnoloのLB-100というグリスですが、現在は廃盤で残念ながら買うことができません。E.B.S FLOAT 451 Roadをフレームから組み立てる時に買った2014年頃が最終在庫のタイミングだったようです。

カンパのLB-100が無くなったら、次にグリスを買う時はMORGAN BLUEのcompetition campa greaseにしようと決めています。

焼き付き防止剤

チタンフレームの組立に欠かせないのが焼き付き防止剤です。チタンという金属は他の種類の金属と触れ合っていると腐食し、固着を起こします。これを焼き付きと呼んだりするのですが、これを防止するために焼き付き防止剤を使用します。

チタンフレームの組み上げにのみ使われる特徴的なアイテムです。私はPARKTOOL(パークツール) 焼付き防止剤 ASC-1を使用します。

ヘッドセット

ヘッドセットはDE ROSA TITANIO Soloのフレームに付属してきたCampagnolo Record Hidden 1-1/8 Inch Headsetを使います。

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ヘッドセットはインストール後にハンドルから近い順に番号を振ると上記のようになります。ご覧の通り、親切にも装着順序を意識した順番にパッケージされていることがわかります。8番のクラウンレースは前回の作業でフォークにインストールしました。

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3, 6と番号が2つ振ってあるパーツはベアリングで、このように2ピース入っています。

ヘッドセットのインストール

それではヘッドセットのインストールを行っていきます。といっても作業自体は大したことありません。前回の作業でフォークにインストールしたクラウンレースにグリスを塗布します。

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写真ではグリスの口をあててますが、塗り残しがないように指でしっかり伸ばしながら塗っています。

この上に7番のシールを写真の向きで装着し、さらにグリスを塗ります。

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このパーツはオレンジ色の部分がラバーになっており、その名の通りシールの役目(水の侵入を防ぐ)を果たします。また“軸受”と呼ぶ場合もあるようです。

この上に6番のベアリングを装着し、たっぷりとグリスを塗ります。

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ベアリングの装着の向きは、ボールが見える面が上です。

続いて5番のボールレースです。ヘッドチューブの下側の口にはまる通称“下ワン”と呼ばれるパーツです。内側にはグリスを塗布します。

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ボールレースはグリスを塗った面を下側にして、ベアリングに被せるように装着します。

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このボールレースの外側はフレームのヘッドチューブ、つまりチタン素材と触れ合うパーツです。ここで焼き付き防止剤が登場します。

グリスと同じで、塗り残しがないようにしっかり指で伸ばしながら塗っていきます。

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焼き付き防止剤はグリスのようにヌルヌルした感触ですが、金属粉末が配合されており、写真の通り灰色をしています。

いよいよフォークをフレームに挿入していきますが、その前にヘッドチューブの上下の口にも焼き付き防止剤を塗っておきます。

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そしてヘッドチューブにフォークを通します。

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余分な隙間がなく、ぴったり気持ち良くハマりました(^^)

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ヘッドチューブの上側の口は前述の作業で焼き付き防止剤を塗ってあるため灰色になっています。

続いて4番のボールレースを装着します。ヘッドチューブの上側の口にはまる通称“上ワン”と呼ばれるパーツです。

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“下ワン”の時と同じように、ボールレースの内側には先にグリスを塗布しておきます。装着した後だと狭くて指が入らないので、塗り残しがないようにするためには装着前に塗るのがオススメです。

ボールレースの上に3番のベアリングを装着します。

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今度はボールが見える面が下側になるようにします。つまりボールレースにベアリングのボールが当たるように装着していくわけです。

2番のシールを装着します。半透明のプラスチックの爪が上になるのが正しい向きです。上下逆だときちんとはまらないので間違えてもわかると思います。

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最後に1番のダストキャップを装着します。

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以上でヘッドセットのインストール作業は完了です。

ステムでフォークを仮止め

ヘッドセットのインストール作業は以上で終了ですが、このままだとフォークが簡単に抜けてしまいます。そこでステムを装着することでフォークを仮止めします。

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今回のTITANIO Soloの組み立てにあたり選択したステムはDEDAのsuper leggeroです。ブラック基調の上に光沢のブラックでDEDAのロゴが入っています。

ホワイトのsuperleggeroの文字も控えめで、TITANIO Soloのシンプルなフレームにも合うと思い選びました。ワンポイントのトリコローレもいいアクセントになりそうです。

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このようにステムを装着して、ネジを軽くでも締めておけば、強く引っ張らない限りはフォークが抜け落ちたりすることはまずありません。

コラムの長さがかなり余っているので、カットが必要ですね。

つづく。

【ロードバイク組立記】カーボンフォークのコラムカット

2016年11月13日

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ABOUTこの記事をかいた人

サトウ ケン (sato ken)

1980年生まれ。横浜市在住。

ミニベロ一筋10年目を迎える2016年秋にロードバイクデビューしました。
趣味のカメラを携えて、自転車の話題を中心に好きなこと楽しみながらお届けしていきたいです。

愛車は以下の2台体制。

ロードバイク: DE ROSA TITANIO Solo
ミニベロ  : E.B.S FLOAT 451 Road