【ロードバイク購入記】DE ROSA TITANIO Soloの注文から到着まで

ロードバイクデビューに向けてDE ROSA TITANIO Soloを購入することに決めました。

【ロードバイク購入記】DE ROSA TITANIO Soloに決めるまで

2016年10月8日

さて、次はいよいよ注文です。

どこのショップに注文するか?

問題はどこのショップに注文するかですが、結論を先に書くと、BELLATI SPORT(ベラチ・スポーツ)というスイスの老舗自転車通販ショップで注文しました。

通常ロードバイクの完成車やフレームを購入する方法は大きく分けて2種類あります。

  • 最寄りの取り扱いショップ(実店舗)で注文する
  • 国内or海外のオンラインショップで注文する

しかし、フレームを注文しようとしていた2015年上旬時点ではTITANIO Soloは日本国内未発表のモデル。当然国内のショップには取り扱いがなく、海外のオンラインショップしか選択肢ありませんでした。

そこで頼りにしたのがロードバイク乗りにはお馴染みのBELLATI SPORTというわけです。BELLATI SPORTは日本での購入報告やクチコミの評判が良く、加えて価格設定も他の海外オンラインショップと比較して非常に魅力的です。

BELLATI SPORTへ注文

注文に先立って、確認のためにいくつか問い合わせを行いました。BELLATI SPORTはTwitterによる日本対応窓口もあるので、日本語で気軽に問い合わせることが可能です。

ただ、サイトのサポートメールへ質問するとAndrea Bellatiさんから直々に回答が返ってくるという情報を見たことがあり、せっかくの機会なのでサイトから直接英語で質問しました。日本時間の真夜中に質問しても、スイスとの時差のおかげで即行でベラチさん本人から直接回答が来ます。日中忙しい会社員には便利ですね(^^)

ベラチさんに問い合わせ

フレーム購入にあたってはカスタムサイズでオーダーするつもりなので、その指示方法について質問しました。ちなみに下のスクリーンショットはBELLATI SPORTのDE ROSA TITANIO Soloの2017年モデルの商品ページです。

20161012-02

以下は実際には英語でのやりとりです。

[質問]

商品ページはサイズが選択式になってるけど、カスタムサイズのオーダーは出来ますか?
また、写真はスローピングフレームだけどホリゾンタルフレームも指定可能ですか?
トップチューブ長=XXXmm、シートチューブ長=XXXmmの様な指定方法を考えてるんだけど。

 

[回答]

ベラチスポーツの製品に興味を持ってくれてありがとう。
YES、どんなサイズだろうとご希望のサイズで注文可能だよ。
カスタムサイズはオーダーする時にNotes(注意書き)のところに書いてね。
このフレームはDE ROSAの職人の手作業によるカスタムビルドで、
1日に2本のフレームしか生産できないから配達まで10ヶ月かかるよ。
サイズ情報はDE ROSAのカタログを参考にしてね。
Andrea Bellati

カスタムサイズの指定方法が『トップチューブ長=XXXmm、シートチューブ長=XXXmm』だけでいいのかは回答からはわからず。ただ明らかにダメな時はそう言うはずなので、問題なしと判断しました。また、到着まで待てるのかという確認のためだと思いますが、最新のデリバリー状況について理由も含めて教えてくれました。

ちなみに、あまりに詳細にサイズ指定をしてしまうとそれはDE ROSAが目指すフレームジオメトリや乗り味から離れてしまいます。ということもあって、DE ROSAらしさを表現できる余白を残すためにあえてざっくり指定したいと考えていました。

ついに注文を確定

カスタムサイズの指示方法は特に問題なさそうなので、TITANIO Soloをカートに追加して注文画面に進み、教えてもらった通り”Notes”にサイズの指示を書きました。

参考までに実際の指示内容は以下の通りです。

I would like to order DE ROSA TITANIO Solo with customized size as following.

ACCR=XXXmm, BR=XXXmm with horizontal (traditional) top tube, not sloping.

適当な英語ですが結果的には間違いなく伝わっていたので、そういう意味では合格点でしょう。建設的なツッコミは受け付けます(^^)

ホリゾンタルは英語だとそのままHorizontalでもOKですが、フレームのジオメトリ的にはTraditionalとも呼ぶようなので併記して指定しました。また念には念を入れて「スローピングではない」とも書いておきました。さらっと書いて間違われるより、重ねて書いて間違いなく対応してもらった方がお互いのためにも良いですね。

なお商品ページを見るとわかりますが、BELLATI SPORTではフレーム販売のモデルでも最初からコンポーネントやハンドル、ステム、サドルをセットにした注文を用意しています。セットで注文した場合、プロによってパーツを9割程度組み上げた状態で送られてきて、受け取り側で仕上げの組み立てをすれば乗れる状態になるそうです。私はパーツを別途用意して自分で組み上げるつもりだったので”Only frame kit”を選択しました。

支払いについて

BELLATI SPORTの商品価格は日本円表示が可能ですが、実際の決済はスイスフランで行われます。

そして基本は商品を発送するタイミングでクレジットカード会社に請求が行くようになっていますが、リクエストすれば発送前でも好きな為替レート(スイスフラン/円)のタイミングで請求してもらうことが出来ます。

私が注文した2015年6月は振り返ってみるとスイスフラン/円の為替レートが過去最悪の時期でした。当時は「あまりにも円安に振れているから円高に戻ってくるだろう」と考えて最後まで前倒し請求のリクエストはしませんでした。

果たしてそれは正解で、その後徐々に円高に進み注文確定時より10%以上安く決済されました。また納品までの10ヶ月間にロードバイク貯金ができたので資金計画的にも助かりました。

TITANIO Soloのように納期が長い注文の場合は、決済のタイミングは悩ましい問題です。

フレーム到着までの準備、問い合わせ、仕様変更依頼

フレーム到着までかなり時間があるものの、続けてパーツ選びを進めます。納期10ヶ月というのは待ち遠しいですが、どんなパーツにしようかあれこれ考える時間を長く楽しめるという嬉しさもあります。

TITANIO Soloの仕様確認

パーツの中には情報がないと決められない物もあります。というわけでTITANIO Soloの仕様について色々と問い合わせをしました。回答結果の情報のみ以下にまとめます。

  • シートポストのサイズ(直径)は31.6mm
  • カーボンシートポストがフレームと一緒に付いてくる(カーボンは2015年モデルの場合)
  • BB(ボトム・ブラケット)の規格はイタリアン

仕様変更依頼

その後、2015年8月にDE ROSA TITANIO Soloが日本国内向けにも発表されました。

写真の上(PCでは左)が2015年モデル、下(PCでは右)が2016年モデルです。何が違うかというと、シートポストがカーボンからチタンに変更され、またフォークの赤いラインペイントがエンドに近いところから少しだけ上に移動しています。

20161008-01
20161008-07

どちらが好みかというと個人的には2016年モデルです。ということで再びベラチさんに相談のメールをすることにしました。

また同時に機械式のコンポーネント(変速機)で組み上げるためにアウターケーブルストッパーを付けてもらうように依頼を出しました。

コンポを電動式にするか機械式にするか迷っていたのですが、1秒を争うレースに出るわけでもないし、なにより変速する時に感じる指先の「操作してる感」が気持ちよくて好きなため機械式に決めました。

ついでに最初の指定サイズからmm単位で微妙にサイズ変更もすることに。

[依頼]

注文について追加のお願いがあるのですが、対応して頂けないでしょうか。

  1. 機械式コンポーネントで組み上げることにしたので、アウターケーブルストッパーを付けてください。(写真を見るとアウターケーブルストッパーが付いてないので)
  2. 2015年モデルはカーボンシートポストが付属するということだけど、もし可能だったら2016年モデルの写真と同じチタンシートポストを付けて貰えると嬉しいです。DE ROSAに要望を伝えて頂けますか。
  3. 指定したサイズを少し変更したいのですが(略)。

 

[回答]

Good day,

  1. Yes、あなたの要求はDE ROSAに伝えるよ。
  2. DE ROSA次第だけど、あなたの希望は彼らに伝えてみるよ。
  3. 新しいサイズについても彼らに連絡するよ。

Andrea Bellati

回答は相変わらず即行で返ってきました。1.や3.はフレーム作成の着手前なので当然OKだとして、少し面倒な2.も快く聞き入れてくれる対応の良さは高評価。機会があればまた次もBellatiさんにお願いしたいという気にさせてくれます。

ちなみに2.の要望は最終的にDE ROSAにも対応して頂けました。BellatiさんとDE ROSAに感謝です(^^)

20161001-01

ついに到着、しかし・・・

オーダーしてからジャスト10ヶ月後の2016年4月、その知らせは突然やってきました。

Good day,

あと2〜3営業日でフレームが到着する予定だよ。

ただ、申し訳ないんだけどDE ROSAのミスでBOXに書かれたサイズが我々のオーストラリアのお客さんのサイズで、気付いた時には発送した後だったんだ。

そういうわけで、BOXは(オーストラリアの)彼からあなたに届くよ。彼がフレームの状態をチェックしてくれたけど、全てパーフェクトでしっかり梱包されているとのことだよ。

Andrea Bellati

誤配達してしまったようです(^^;)

この連絡には驚きましたが、まあ海外通販ならあってもおかしくない話です。

知らない人にBOXを開けられるのは心配もありますが、私と同じTITANIO Solo、そして高価なフレームを注文する仲間同士なのでそこは信頼して「知らせてくれてありがとう。状況は把握したよ。到着したら自分でも状態を確認するね。」と返信しました。オーストラリアの空気をお土産に持ってきてくれることを楽しみにするくらいの気持ちで待ちます。

そして連絡から3日後、2016年4月18日にDE ROSAのBOXが到着し、晴れてTITANIO Soloのオーナーとなりました。

20161012-01

つづく。

【ロードバイク購入記】DE ROSA TITANIO SoloのBOX開封

2016年10月19日

2 件のコメント

  • ロードバイク購入記,組立記とても参考になりました。当方もベラチさんでTitanio(treduecinque)を購入し本ブログを参考にしながら無事組み上げました。有難うございました。お仕事お忙しい様ですがくれぐれもお体にはお気をつけください。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    ABOUTこの記事をかいた人

    サトウ ケン (sato ken)

    1980年生まれ。横浜市在住。

    ミニベロ一筋10年目を迎える2016年秋にロードバイクデビューしました。
    趣味のカメラを携えて、自転車の話題を中心に好きなこと楽しみながらお届けしていきたいです。

    愛車は以下の2台体制。

    ロードバイク: DE ROSA TITANIO Solo
    ミニベロ  : E.B.S FLOAT 451 Road