【ロードバイク組立記】HIRAMEマルチプレッシャーアンカーの取り付け

DE ROSA TITANIO Soloをフレームから組み立てる【ロードバイク組立記】シリーズ。

前回はカーボンフォークのコラムカットを行い、ステム固定の下準備が完了しました。

【ロードバイク組立記】カーボンフォークのコラムカット

2016.11.13

続いてはトップキャップを締めてステムを本固定していきます。

準備するもの

プレッシャーアンカー

今回のトップキャップ締め付けにはHIRAMEのマルチプレッシャーアンカーを使用しました。ヒラメのマルチプレッシャーアンカーの魅力はなんと言っても固定力、そして日本品質の日本製ということです。

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プレッシャーアンカーはとても地味な上にフォークコラム中に埋まって外からは見えなくなるパーツですが、フォークやハンドルの固定の要であり命を預ける重要なパーツ。

その点、丁寧に作り込まれた日本製のパーツは安心ですし、製品品質の高さからか組み付けていて素直に気持ち良さを感じます(^^)

ボルトを締めると下の写真のようにギザギザが付いた胴体部分(正式名称:分割テーパリング)が広がり、内側から突っ張る形でコラムの中に固定される構造になっています。

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このHIRAMEマルチプレッシャーアンカー、一度構造を理解すればそれほどでもないのですが、初めて見る人には取り付け方が少し複雑です。しかも私が購入した商品には取扱説明書が添付されておらず、WEBで調べながら取り付けを行いました。

ということで、今回取り付けの様子を紹介するにあたり間違った事を書いてしまわないように、本品を扱っているKUWAHARAさんに問い合わせたところ親切にも取扱説明書を送ってくださいました。

なお、KUWAHARAさんはHIRAMEマルチプレッシャーアンカーの代理店の“ひとつ”であり、またKUWAHARAさんが発送する商品には必ず取扱説明書を同梱しているそうです。つまり私は他の代理店の商品に対して問い合わせてしまったわけです(^^;)

それでもKUWAHARAさんは丁寧・迅速に回答くださり、一気にファンになりました。HIRAMEと言えばフロアポンプのポンプヘッドも有名ですが、ポンプヘッドを購入する際はぜひKUWAHARAさんからと考えています。

トルクレンチ

トルクレンチはボルトを締め付ける力を正確に測る時に使用します。ロードバイクの組立には必須のツールで、今回の作業以降から頻繁に登場します。

ロードバイク用のグリス

グリスはロードバイク用のものであればなんでもいいと思いますが、私はCampagnoloが好きでグリスもCampagnoloのLB-100を使用しています。

このCampagnoloのLB-100というグリスですが、現在は廃盤で残念ながら買うことができません。次にグリスを買う時はMORGAN BLUEのcompetition campa greaseにしようと決めています。

HIRAMEマルチプレッシャーアンカーの取り付け作業

取り付けの下準備として製品全体に薄くグリスを塗りました。目的は腐食対策です。ただし、コラムと接する分割テーパリングの表面は固定力低下の原因となるためグリス禁止ですので要注意!

取り付け後は水の侵入等は考えにくいため無駄な作業かもしれません。しかし、一度取り付け終えたらそう何度もアクセスするパーツではなく、また外からも様子が見えないので“念には念を入れて”の作業です。

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余談ですが、自分でロードバイクを組み立てるのは時間も手間も掛かります。一方で、プロショップだったらやらないかもしれない今回のような作業であっても、効率などを考えずに自分の納得の行く時間を掛けて作業出来るのは自分で組み立てるときの醍醐味のひとつです。

さて、グリスを塗り終えたら元の状態に戻して取り付けて行きます。詳細は取扱説明書に書かれている通りですが、せっかくなので写真を交えて紹介します。

まずは6mmのアーレンキーを使って分割テーパリングをコラムの内径と同じくらいまで拡げていきます。そしてコラムの中に落とさないように注意しながらコラムの中で分割テーパリングを更に拡げ、手で押すと動く程度の状態で仮止めします。

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続いて、セッティングナットを使用するトップキャップに写真のように装着します。このセッティングナットは最終的には取り外すため、手で軽くボルトの突き当たりまで回します。

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セッティングナットを装着したトップキャップを、セッティングナットがマルチプレッシャーアンカーの本体に当たるまで軽くねじ込みます。

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そして上の写真の状態になったら、トップキャップを手で強く押し込みます。

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この時、フォークにガタツキが出ないように出来ればホイールを装着した状態でしっかりと押し込みたいところです。

トップキャップを押し込んだら5mmのアーレンキーでトップキャップを回してアンカーを仮締めします。トルクは30〜50Kgf/cm、樹脂キャップの場合は20〜30Kgf/cmとあります。カンパのトップキャップはカーボンなので、樹脂キャップと同じトルクの範囲内で締め付けることとします。

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取扱説明書にある通り“トップキャップを抑えないで”ボルトだけ回し、指定トルクに達したところで“トップキャップを押さえて”ボルトを緩め、その後“トップキャップの押さえをやめて”キャップを完全に外します。

そして今度は中に埋まったアンカー本体に6mmのアーレンキーを差し入れて、本締めします。推奨トルクは130〜150Kgf/cmです。

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この本締めによりコラムの中でマルチプレッシャーアンカーがその名の通り“アンカー(錨)”となって、トップキャップの締付けや、ひいてはフォークの固定が出来るようになるのです。

最後、セッティングナットを外したトップキャップを回し入れ、5mmのアーレンキーで推奨80Kgf/cm以下のトルクで締付けたら完了です。

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つづく。

【ロードバイク組立記】ハンドルバー/シートポスト/サドル/BB組み付け

2016.11.27

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ABOUTこの記事をかいた人

サトウ ケン (sato ken)

1980年生まれ。横浜市在住。

ミニベロ一筋10年目を迎える2016年秋にロードバイクデビューしました。
趣味のカメラを携えて、自転車の話題を中心に好きなこと楽しみながらお届けしていきたいです。

愛車は以下の2台体制。

ロードバイク: DE ROSA TITANIO Solo
ミニベロ  : E.B.S FLOAT 451 Road